+Le Scaphandre Et Le Papillon + [少しマイナーな映画が好み]
お友達と『潜水服は蝶の夢を見る』を観てきました。
脳梗塞によりロックト・インシンドローム(閉じ込め症候群)になってしまった、実在の
人物の物語です。
主人公のジャン=ドミニク・ボビーはフランス版ELLEの編集長でした。
ファッション界に多大な影響を及ぼし、華やかなその世界に生きていた彼が、突然
意識と左目以外の身体の機能を奪われてしまうのです。
それはどれだけ苦しいことか・・・。
想像しただけで気が狂いそうになります。
でも彼の魂はあくまでも「エレガント」でした。
そして、20万回を超える瞬きから紡ぎだされた言葉達からはイマジネーションと
ウィットが溢れ出ていました。
私は原作本も読んだのですが、彼の病気のことなど微塵も感じさせない(病気の
ことを書いているのに)、その美しい世界に引き込まれました。
想像力があれば、自分自身を見失わなければ、人はどんな時も蝶のように自由
に舞うことができるのかもしれません。
2008-03-27 22:31
nice!(1)
コメント(6)
この間はお疲れさま!
あれからすぐ原作を読み始め・・・あぁ、先に読んでおけば良かったと。
やはりジョニー・ディップ(彼が演じるのではと話題になっていた)で観た
かったと思う(笑)
映画と同じように壮絶さや悲惨さは感じられないものの、
彼の豊かな感受性はやはり映画では伝わって来ず、ってか
あの俳優がやはり好かない(笑
ジャン・ドーが持っていたであろうエレガントさ、繊細さ、豊かな
感受性があの俳優では伝わってこない(ヒドイな言い方だな)
と思ったのでした。
またいい映画があったらお付き合いくださいませ。
by シンバママ (2008-03-29 13:16)
観ようと思っていて、観そびれている映画です。
原作を先に読んだ方がいいのかしら?
by kao (2008-03-30 10:40)
そっか・・・うーーん確かに映画では、繊細さやエレガントさや豊かな感受性などは
伝わってこなかったな””
私は原作も読まず、いきなり本人の闘病中で壮絶な姿の動画を先に
見てしまったから・・・・
彼のエレガントな部分など想像できなかったな・・・・・
『エルの編集長=背が高くスマートでお洒落で美しい』
なんて想像していたから、本人の姿見て、少し驚いた!!
でも内面はやっぱりとてもエレガントで繊細な人なのね!!
やっぱり原作読まなくちゃ!!
また映画行きたいな!!主人とは行かないからね・・・・・
by amabirita (2008-03-30 13:35)
>シンバママさん
その後も連続でお疲れさまでした!!(笑)
原作はもう読み終わった?
主演のマチュー・アマルリックは確かに美男ではないけれど、まさにフランス
男って感じがして、私としては違和感はなかったわ。
でもジョニー・ディップが演じていたらまたずいぶん違ったとは思う。
彼の出演作は数えるほどしか観てないけど、「ショコラ」でのジュリエット・
ビノシュのとの共演は良かったから、フランス映画(あれは制作アメリカ
だけど)にも合っている気がするし。
さて、次は何を観に行きましょうか♪
by ruby (2008-03-31 13:15)
>kaoさん
個人的な意見ですが、原作が先の方が映画を見ながらのイマジネーション
が広がりやすいと思います。
私は本だけでも十分成立していると思いましたが、映像も美しく、音楽も
良かったので、映画も観て良かったです。
by ruby (2008-03-31 13:19)
>アマビリタさん
ご本人の姿、確かに実写では壮絶すぎるでしょうね・・・。
(その映像、未だに見つけられず・・・今度教えて!)
本を読むだけだと、アマビリタさんが想像するELLEのお洒落な編集長その
もの、って気がするな~。
ダンディズムとエレガンスが漂っているのよ。
原作、次に読んでみてね!!
フランス映画は観る人が限られているからね~。
また三羽烏で行きましょ。(笑)
by ruby (2008-03-31 13:26)