+ 樹々が造ったシルエット + [銀塩写真]
Roccaの向こうに見えたのは、Rubyが伏せている時のようなシルエット。
+ nostalgie + [銀塩写真]
ひとつ前の写真もそうなのですが、久しぶりにフィルムで撮りました。
実はRubyがいなくなってからフィルムで撮ることがありませんでした。
どうしてもカメラを手にすることが出来なかったのです。
今回ようやく再開と思ったら、休んでいる間に現像するのも今まで以上に大変に
なっていて、本当に困りました。
アナログ派には厳しい時代が、想像ではなく現実のものになってきています。
この先どこまで続けられるかわかりませんが、出来る間は少しでも・・・という
気持ちでいます。
+ 銀塩への想い + [銀塩写真]
内田ユキオさんの写真が好きです。
柔らかく深く、でもちょっと難解というか哲学的な香りの漂う文章も好きです。
最初に出会ったのは「いつもカメラが」というフォトエッセイ集でした。
モノクロの素晴らしさ、カメラと写真、そしてその行為そのものの美しさが感じられて、
私は「そうそう!!そうなのよーーー!」と叫ばずにはいられませんでした。
(いや、実際に叫びはしませんでしたけど・・・)
その内田さんとあるワークショップでお会いすることができたのは去年のこと。
本にサインもいただいちゃったりして。(ミーハー)
さて、先日久しぶりに拝見した内田さんのブログの記事に、私は涙してしまいました。
どう感じるかは人それぞれですし、私の精神状態がたまたまこの文章に深くシンクロ
しただけかもしれません。
でも、もし少しでも銀塩に興味がある、好きだ、と言う方は読んでみてください。
この中の「写真を撮るというのは、対象と深くかかわろうとする心の現われなのだ」
という言葉に、私の心は強く揺り動かされました。
あくまで私の場合ですが、銀塩カメラを持って被写体に向き合う時とデジタルカメラで
撮ろうと思う時の心のあり方にはどうしても差がでてしまいます。
ましてや現像ともなればその差はあまりに大きくて、何かで埋められるものではあり
ません。
でも、内田さんも言っているように、デジタルがいけないとも思いません。
実際私は普段はデジタルです。
とても綺麗に撮れるし(自分比・笑)、便利だと思います。
このブログだってそもそも全てがデジタル化されているわけですし。
それでも・・・何かを置き忘れてきたような気持ちになるのも事実です。
まだつらくてフィルムカメラが持てない私ですが、いつかまた私なりの精一杯の思いで
犬たちを撮りたいと思っています。
+ アナログへの憧れ + [銀塩写真]
仕事ではデジタル、趣味ではアナログ。
色々な場面でそんな風に使い分けるのだという話を聞くようになりました。
確かに仕事は効率&スピード、そしてコストなどのバランスが大切。
私はITの世界に長く身を置いてきましたから、十分承知しています。
でもそういった中でアナログ的仕事が成立している方もいるわけです。
努力と才能の賜物ではあるのでしょうが、憧れてしまいます。
そしてそんな方々のお話を聞くことは、私にとって大きな喜びと楽しみなのです。
出会いに感謝。
+ 感覚的 + [銀塩写真]
久しぶりに手に取ったLeica。
しっかり向かい合わないとバランスが取れない・・・私にとってはそんなオーラを
持ったカメラです。
モノに対する考え方は人それぞれ。
私は例えそれが高価なものでも何でも、気に入って手に入れたら躊躇せず使う
タイプです。
でも、感覚(だけ)で生きているような人間なので、そのものの感触や匂いや
重さ、五感に感じるそういったものがリアルでないとダメなんです。
バーチャルの世界に興味が持てないのはそういうところなのでしょうか。
空想や妄想は得意なのですが。(笑)
+ 私なりのこだわり + [銀塩写真]
写真展ではこのような感じで作品が並びました。
どの人の作品もそれぞれの個性が出ていてとても素敵だと思いました。
でも哀しすぎることに私の写真だけが手焼きではないのです・・・。
時間の都合でラボのデジタルプリントしかできなかったのは仕方ないことでは
あったのですが、周りの作品とは明らかにトーンもニュアンスも違います。
そして一番悔やまれるのは構図が違ってしまったこと。
私なりの表現があったのになぁ。
でもいいこともありました!!
私の撮った写真をゲストの写真家さんが代わりに1枚焼いてくださったのです。
きゃ~っ。
好きな写真家さんなので、かなりうれしい(光栄な)ことでした。
もちろん自分の写真は自分で焼くのが一番いいのでしょうけれど、こういう
機会はなかなかないし、その方が私の写真をどんなふうに受け止めてくだ
さったのかがプリントからわかるような気もするのでとても良い経験だったと
思います。
どうしても普段はデジカメを使うことが多くなりますが、これを機会にまた少し
ずつ銀塩の作品作りをしていきたいです。