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+ 理想の愛の形 + [尽きぬ想い]

 

Love does not consist in gazing at each other,
but in looking outward together in the same direction.
              Antoine de Saint-Exupery

愛し合うということは、お互いの顔を見つめ合うことではなく、
同じ方向を一緒に見つめることである。
              サン=テグジュペリ
 

 

flower-008.jpg

 

いつからかは忘れましたが(たぶん遠い昔から)、私はこの考えにとても共感し、
人間関係の基本と理想をそこに置いてきました。
そしてRubyとの生活はまさしくこの理想のままでした。
時折見つめあいながら、でも前を向いて、それぞれの足で歩いていました。
私たちの心はひとつでありながらも、個々の人格(Rubyは犬だけど)を尊重し、
尊敬していました。
それが私たちの愛のかたちでした。

もちろんそれは最初からではありません。
もう無理、理解できない、してもらえない、と思うこともありました。
Rubyが私に望んでいることがとてつもなく難しいことのように感じることも ありました。
でもそれはRubyも同じだったかもしれません。

今、なぜかそんなことをふと思ったので、書いてみました。
そして、理想なんてどうでもいいからRubyに逢いたいと願う私がいます。


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コメント 6

ターミ姉ちゃん

私もそれに近い考え方です。
依存しあうのは好きではありません。お互いの存在がきっちりあって
そしてお互いが自分の足で歩いてこそ、良い関係は築けるのだと思っています。
だから自分をごまかしたり、他力本願で自分の力で進まないヤツは嫌いです。

私と爺様がそうであったように、HirokoさんとRubyさんも、誰にもわからない
宇宙でただ一つの関係だったのでしょう。
そういう関係が存在したということが、何よりも素晴らしいのだと思います。

私も時折、とても爺様に会いたくなります。
寝たきりでも垂れ流しでも、何でも良いから会いたいなと。
理屈を超越するのが、愛なんでしょうね。
それを教えてくれた爺様に、ひたすら感謝です。
愛がわかると、な~んにも怖くないんですよね。

ますますふてぶてしくなっている、今日この頃です。

by ターミ姉ちゃん (2009-05-18 23:25) 

ruby

>ターミ姉ちゃんさん
自分の足で立っていたつもりでしたが、今になって私がどれだけRubyに
依存していたかを思い知らされています。
Rubyがいなくなってしまってから私の足元はぐらぐらです。(苦笑)
でもRubyがいたからこそ、私が私でいられたのだと思いますし、それは
きっとRubyも同じ思いだったとも思っています。

ラブ爺とターミ姉の関係も素晴らしかったし、Rubyと私の関係も唯一の
もの。
誰も代わることはできないし、代わりはいない、それだけの深い絆があり
ました。
Rubyと歩いた15年間という時間は本当に宝物です。
ただ、今はそんな時間を持てた喜びを感じる以上に失った哀しみが勝って
しまっています。
まだまだですね・・・。

Rubyに会いたいです。
会いたくてたまりません。
by ruby (2009-05-19 14:16) 

ゆきの

Hirokoさんが時々「もう無理」と思ったのは
Rubyちゃんと同じ方向を見つめながらも、ちゃんと向き合えていたからこそですよね。
気持ちが一方通行ではなく、通じ合えていたから。
人間の一方的な感情や要求を押し付けるのではなくて
Rubyちゃんを一人の個としてちゃんと見ていたから。
私達にとってHirokoさんとRubyちゃんの関係は理想です。
私はまだまだ・・いつか近づくことができるのでしょうか?
セスに頼られているようで、きっと私が彼女に頼っているのだと思うのです。

先日はお忙しい中、わざわざご連絡をありがとうございました。
どうしたらHirokoさんに少しでも元気をだしていただけるのだろう?と思いながら、
ずっとこちらを拝見していました。

Hirokoさん、きっとRubyちゃんは自分でその時を選んだのではないでしょうか?
Hirokoさんのお仕事が忙しいこともわかっていて。
もしHirokoさんが仕事の手を休めてしまったら
Rubyちゃんは「ちゃんとお仕事して」って伝えたのではないかなって。
きっとHirokoさんも十分にわかってらっしゃいますよね?
でもそう思いながらも悔いるHirokoさんのお気持ちが、私でも痛いほどに伝わるのです。

Rubyちゃんは今もHirokoさんの側で微笑んでいます。
いつかまたHirokoさんのお写真を見せてくださいね。


by ゆきの (2009-05-19 18:00) 

ターミ姉ちゃん

何度もごめんなさいね。

わたしも、ゆきのさんと同じことを感じていました。
Hirokoさんは後悔、とおっしゃっていましたが、もしHirokoさんが仕事を休んで
Rubyさんにつきっきりになってしまったら、Rubyさんは怒ったかも・・・
「Hirokoちゃん、何してるの!貴方、プロでしょ!」
って。
潔く、賢く、美しい生き方を選んだRubyさん。
私も、Rubyさんはゆったりと微笑んでいると思います。

by ターミ姉ちゃん (2009-05-19 20:15) 

ruby

>ゆきのさん
パピーの頃から強い意思を持った子でしたので、向き合うことはある意味
戦うことであったりもしました。
(いがみ合うということではなく)
私は彼女に認めてもらえるようになるまで、何年もかかりました。
周囲の人には全然わからなかったと思います。
でもそれは本質的な部分のことでしたので、私たちにとってはとても重要
でした。

反抗するとか、問題行動があるとか、そんなことは全くありませんでした。
最初から可愛かったし、楽しい毎日を過ごしながらも、お互いがそれ以上
の結びつきを求めていたからの悩みだったのだと思います。
ですが、いつしかそんなことを考えることなど忘れてしまいました。
自然とお互いがお互いを認め、しっかりとした絆が生まれたからです。

でも年月が流れるほどに、本来は私が守ってあげる立場なのに、その逆に
なってしまいました。
ゆきのさん、私たちも同じなんですよ。
私はずっとRubyに守られ、頼って生きてきました。
なので、Rubyがいない今が本当に自分の足で立って、歩いていかなけれ
ばならない時なのだと思います。

仕事についてもRubyは理解していたことでしょう。
彼女の性格からして、投げ出すことは許さなかったとも思います。
ただ、だから早く逝ってしまったのだったら・・・。
そう思うと苦しくてたまりません。
そうではなくて、「そんなことより、桜が満開だったから決めたのよ」って
言っているような気もしますが、考えれば考えるほど苦しくなるのです。
by ruby (2009-05-21 08:06) 

ruby

>ターミ姉ちゃんさん
いえいえ、いつもありがとうございます。
ターミ姉の言葉に救われてます。
ラブ爺からも「しっかりするのじゃ!」と言われている気がしています。

Rubyはとても聡明な子でしたし、揺るがない心を持った子でしたので、
私が仕事を投げ出すことは許さなかったでしょう。
そう、ターミ姉がいうように私はいつも「プロである」ことを意識して仕事を
してきました。
その気持ちで色々なことを乗り越えてきました。

正直言って今はプロ失格の仕事ぶりなのですが、Rubyは「しょうがない
わね」って言って許してくれている気がするのです。
でも「今だけよ」とも言っているでしょうね。(笑)

by ruby (2009-05-21 08:12) 

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