+ 夢 + [尽きぬ想い]
Rubyと取っ組み合いをして遊ぶのは楽しかった。
腕をつかみ、身体をわしゃわしゃして、お互い思いっきり笑ってた。
遊びながら「この歳でこんなに若い子はいないよね~、やっぱり!」
としみじみ思う私がいた。
でも次の瞬間、「あ、これは夢なんだ」とふと我に返り、そして
泣きながら目が覚めた。
... 怖くて考えないようにしていたここ数日を叱られたみたいな気がした。
「こら、しっかりしなさい!」って。
「私はいつでもここにいるでしょ。」って。
ごめんね。
でもね、本当に苦しかったの。
苦しくて、苦しくて、もうどうしたらいいのかわからなかったの。
思い出したくなかったの。
だけど大丈夫だから。
私は大丈夫だから。
笑っていられるから。
桜の季節は美しすぎて、悲しい。