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+ 銀塩への想い + [銀塩写真]

 

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内田ユキオさん
の写真が好きです。
柔らかく深く、でも
ちょっと難解というか哲学的な香りの漂う文章も好きです。
最初に出会ったのは「いつもカメラが」というフォトエッセイ集でした。

いつもカメラが

いつもカメラが

  • 作者: 内田 ユキオ
  • 出版社/メーカー: 〓出版社
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 単行本

 
モノクロの素晴らしさ、カメラと写真、そしてその行為そのものの美しさが感じられて、
私は「そうそう!!そうなのよーーー!」と叫ばずにはいられませんでした。
(いや、実際に叫びはしませんでしたけど・・・)
その内田さんとあるワークショップでお会いすることができたのは去年のこと。
本にサインもいただいちゃったりして。(ミーハー)

さて、先日久しぶりに拝見した内田さんのブログの記事に、私は涙してしまいました。
どう感じるかは人それぞれですし、私の精神状態がたまたまこの文章に深くシンクロ
しただけかもしれません。
でも、もし少しでも銀塩に興味がある、好きだ、と言う方は読んでみてください。

写真以前からカメラはあった

この中の「写真を撮るというのは、対象と深くかかわろうとする心の現われなのだ」
という言葉に、私の心は強く揺り動かされました。
あくまで私の場合ですが、銀塩カメラを持って被写体に向き合う時とデジタルカメラで
撮ろうと思う時の心のあり方にはどうしても差がでてしまいます。
ましてや現像ともなればその差はあまりに大きくて、何かで埋められるものではあり
ません。

でも、内田さんも言っているように、デジタルがいけないとも思いません。
実際私は普段はデジタルです。
とても綺麗に撮れるし(自分比・笑)、便利だと思います。
このブログだってそもそも全てがデジタル化されているわけですし。
それでも・・・何かを置き忘れてきたような気持ちになるのも事実です。

まだつらくてフィルムカメラが持てない私ですが、いつかまた私なりの精一杯の思いで
犬たちを撮りたいと思っています。


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