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+ 1年前に書いたRubyへの手紙 + [尽きぬ想い]

 

Ruby_Rocca-028.jpg


老犬の写心(写真ではなくて写心)を撮るために全国を旅しているホタパパさん。
年に1度、写心展を開催しています。

Rubyが撮っていただいたのは2007年の5月のこと。
そして翌年の写心展ではその写心と私のRubyへの手紙をパネルにして飾って
くださいました。
さらには写心集にも掲載していただいて、すべては懐かしくいい想い出です。

撮影をお願いした時点ではまだまだ元気いっぱいで、老犬という言葉がしっくり
こなかったRubyさん。
私とRoccaと共に芝生の上を走りまわっていました。

Rubyが旅立った後、ホタパパさんが写心展で飾っていたパネルを送ってくださ
いました。
そのパネルに貼られた手紙の内容をここに転記したいと思います。
読んでいただけたら幸いです。


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Rubyへ

1年前の手紙を読み返し、少し書き直してみました。
一緒に暮らした年月は13年から14年へと、穏やかに積み重ねられています。
とても幸せで満ち足りた日々です。
でもそれは私たちに与えられた奇跡のような時間。
そのことを忘れないように、大切に、大切に・・・暮らしていきたいと思っています。

あなたを家族に迎えることができると決まった時、
私がどれだけうれしかったか知っているでしょうか。
初めて会った時、私はその強く美しい瞳に心を奪われました。
でも、実際家族になってみると頑固で悪知恵が働き、なかなか心を許してくれませんでしたね。
そんなあなたに私も鍛えられたと思います。
似た者同士だからこそぶつかる時もあるけれど、
根本では繋がっているのだと思うこともできるようになりました。
そして今では本当にお互いがお互いの分身のよう・・・。
私はあなたで、あなたは私です。

10歳を過ぎて経験した手術は4回。
初めて腫瘍を確認した時は頭の中が真っ白になりました。
今までいくつの悪性腫瘍を切除してきたでしょうか。
それでもそんなことは微塵も感じさせず、今もこうして傍で笑っていてくれることの喜び。
いくつになっても美しく優雅なあなたは、私の誇りです。
そしてあなたを尊敬してやまないRoccaにとっても、最高のお姉さんです。

波乱万丈な私の人生に付き合ってくれてありがとう。
どんな時も傍にいてくれてありがとう。
Roccaを愛してくれてありがとう。
人目も偲ばずわんわん泣きながらお散歩した日々もあったね。
でも一緒だから乗り越えられました。
本当に本当にありがとう。

これからも私はそのまっすぐな瞳にまっすぐに応えられるように、
生きてゆきたいと思っています。
私があなたを誇りに思うように、あなたにもそう思ってもらえるよう人間になりたいのです。
至らない私だけれど、これからもよろしくね。

Hiroko

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Rubyが旅立ったのは4月6日。
写心展に行ったのは去年の4月7日でした。
翌年もいっしょに行けると信じていました。
でもそのことを嘆き悲しんでいるわけではないんです。
この1年間というもの、本当に充実した素晴らしい日々でしたから。

■ お友達もたくさん載っている写心集


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