+ 涙は枯れなくても + [尽きぬ想い]
一区切りつけなくてはならないと、緊張して迎えた四十九日法要。
出棺する時と同じくらいその時が怖くてたまりませんでした。
何かをするというわけでもなかったのに、その日から逃げ出したかった。
でも「ねばならない」という気持ちに縛られるのではなく、心のままに・・・と今は
思っています。
何度見ても微笑んでいるとしか思えないRubyのお顔。
幸せだったんだよね?
思い残すことはなかったんだよね?
私たちはこれからも一緒だよね?
聞いてみたいことはあまりにたくさん・・・。
週末を過ごしたホテルでは、天気予報が外れて雨は一瞬だけ。
土曜の夜は綺麗な星空も見ることができました。
夜、波打ち際で暗い海と水平線を見つめながらRubyの名を口にしてみました。
その姿を探しました。
小さく白い波の形にRubyが走ってきたような錯覚を覚えました。
ホテルのお庭ではたくさんの幻が見え、Rubyは私の周りをぐるぐると取り囲んで
いるかのようでした。
でも触れることはできなかった。
悲しくて、寂しくて、ひとり泣きました。
少しずつ現実を受け入れ始める準備をしてきたつもりですが、やはりまだ最初の
一歩というところなのかもしれません。
それでも進もうと思えるようになっただけいいかな、とも思っています。
Ruby、ずっとずっと愛しているよ。
あなたと私の絆は本当に永遠のものになったね。
愛してくれてありがとう。
ありがとう、Ruby。
ありがとう。